〒135-0045 東京都江東区古石場2-14-1 ウエルタワー深川2階
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:30 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
15:30~18:30 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × |
休診日 木・日・祝日
高血圧症
高血圧症は自覚症状に乏しいのですが、放置すると全身の血管が硬くなります(動脈硬化)。
その結果、血管がもろくなり、血液の流れが悪くなり、脳卒中(脳出血や脳梗塞)、心臓病(狭心症、心筋梗塞)、腎不全など重大な病気を引き起こします。高血圧症とは、血圧140/90以上を言います。高血圧と脳卒中の罹患率・死亡率は相関があり、140/90以上で優位に上昇するためです。
▲重症 180~ /110~ :高リスク 直ちに治療を開始する必要があります。
▲中等症 160~179/100~109:生活習慣の改善で1ヶ月経過観察。改善なければ内服開始。
▲軽症 140~159/90~99 :1~3月後経過観察、改善なければ治療開始。
但し、 糖尿病や心臓病、腎障害などの合併やメタボリックシンドロームを伴う場合は、高リスク
のため 軽症高血圧であっても、早期に治療開始。
降圧目標 高血圧の治療目標は、動脈硬化の進行を抑え、脳卒中などの発症を予防することです。
高齢者・・・・・・140/90 未満
若年・中年者・・・130/85 未満
糖尿病・腎障害・・130/80 未満
家庭での血圧測定のすすめ
血圧は一般に、寒冷やストレスで上昇することが知られています。また、同じ日でも、その時々の体の調子や状態で血圧は変化します。運動や食事の後、緊張したときなどは血圧は一般に上昇します。したがって、一度だけ血圧を測って高かったからといって高血圧とは限りません。
高血圧の診断や、治療効果を知るためには、少なくとも2~3回は血圧をチェックしてみる必要があります。また、ご自宅で血圧測定をすることによって、白衣高血圧や早朝高血圧を知ることができ、治療の必要性の有無を知る手がかりになります。血圧のお薬をすでに服用中の方も、これらの現象が起こっていることがあり、適切な治療を受けるためにも家庭血圧の測定は重要です。
白衣高血圧
自宅で血圧を測ると正常なのに、診察室で医師や看護師に血圧を測ってもらうと高い人がいます。どちらの値もそのときの正しい値ですが、診察室では緊張のため血圧が上がることがあり、「白衣高血圧」と呼ばれます。
早朝高血圧
起床後早朝の血圧が極端に高い状況を早朝高血圧といいます。心筋梗塞や心臓突然死、脳卒中のリスクが高いと言われており注意が必要です。
家庭血圧値は135/85 以上 が高血圧です。
●家庭での血圧測定のポイント
朝・晩の2回測定するようにしましょう。
・朝は、起床後1時間以内、排尿後、朝食前、服薬前に測定しましょう。
・夜は、食事・入浴・服薬・排尿をすませてから就寝前に測定しましょう。
・座って、1~2分安静にしてリラックスした状態で測定しましょう
・腕(圧迫帯)は心臓と同じ高さになるよう机やイスの高さを調節してください
・圧迫帯(カフ)は上腕に、指が一本程度はいる程度に巻く
・かがんだり力むと測定値が変化します。手のひらを上にして力を抜いてください。
・測定は、朝晩それぞれ1回はしましょう。同じ時間に複数回測定したときは、すべての測定値を手帳に記入してください。
血圧計は、上腕に巻くタイプのもののほうが、誤差が少なく正確です。
一度、診察時に持参していただき、診察室での聴診法との誤差が5%以内であることを確認しましょう。