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コレステロールと中性脂肪は違うもの?
コレステロールは、細胞膜の構成や、いろいろなホルモン、ビタミンの合成に欠かせない成分です。コレステロールは、血液中ではHDLコレステロールとLDLコレステロールとして存在します。LDLコレステロールはいわゆる悪玉コレステロールで、動脈硬化の増悪因子になります。HDLコレステロールは、善玉コレステロールで動脈硬化の抑制に働きます。
食事(糖分・脂肪分)から摂取した過剰エネルギーは、中性脂肪となって体内の脂肪組織に蓄えます。食事からのエネルギーが不足すると、中性脂肪が分解されエネルギー源として活用されます。中性脂肪が高い状態を維持していると言うことは、食べすぎ・運動不足→肥満→メタボリックシンドロームにつながっています。
中性脂肪
食物中の糖分・炭水化物、脂肪分は、分解吸収されて中性脂肪になり、血液中を運ばれ脂肪細胞の中に蓄えられます。食事が取れなかったり、激しい運動をしてエネルギーが不足すると、蓄えられた中性脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解されエネルギー源として利用されます。
1.必要以上に食べた分は中性脂肪になり、贅肉に変身する。
2.中性脂肪が増えると、インスリンの働きを阻害し、糖尿病や高血圧の原因にもなります。
3.中性脂肪が高い人は、悪玉コレステロールも高い人が多く、動脈硬化を促進させます。
→ 中性脂肪を減らす方法
中性脂肪を減らすには、食事からとるエネルギーを減らすことです。生活習慣を改善すれば、2週間程度で見違えるほど中性脂肪を減らすことができます。
1、適切なカロリーに抑える。成人男性が1日に必要なエネルギーは2200キロカロリー、女性は1800キロカロリー程度といわれています。それ以上食べると中性脂肪が上昇するので適切なカロリーに抑えましょう。特に、ハンバーガー・カレーやラーメン、カツどん天丼などは高カロリーです。外食の多い人は注意が必要です。
2、炭水化物・糖分はブドウ糖に分解吸収され中性脂肪の原料となります。ご飯・うどんは軽く1人前に抑えましょう。また、お菓子、ジュース、果物も食べすぎに注意が必要です。
3、太ってないのに中性脂肪の高い方は、お酒の飲みすぎです。アルコールが分解されるとき、脂肪の合成を進めるように働き、脂肪の分解も阻害します。